【前編2】「スマートコントラクト×IoT」で実現できるサービスについて考えてみた

スマートコントラクトとIoTの相性を探る

「スマートコントラクトなモノ作りって、何だろう?」

IoT×スマコンの可能性を探るべく、DMM.make AKIBAを運営するmake事業部とスマートコントラクト事業部で「IoT×スマコン合宿」を実施。
【前編1】では、DMMスマートコントラクトのエヴァンジェリスト加嵜さんによる、ブロックチェーンとスマートコントラクトの基礎講座についてお伝えしました。
【前編2】では、IoTの基礎講座をレポートします!

IoTを学ぶ ”IoTはイタコなんです”

IoTの基礎を説いてくれたのは、DMM.make AKIBAエヴァンジェリストの岡島さん。
モノ作りに必要なハードが揃う「シェアファクトリー」と、企業同士が情報交換できる「シェアオフィス」を擁するDMM.make AKIBAは、さまざまなIoTのスタートアップの活動拠点になっています。

岡島康憲おかじまやすのり

DMM.make AKIBA エヴァンジェリスト

顔写真:岡島康憲
電気通信大学大学院 修了
大手メーカーにてWebサービスの企画営業業務に従事した後、ハードウェア開発事業で起業。2014年からDMM.make AKIBAの立ち上げに参画し、事業企画並びに外部への情報発信を担当。現在は、DMM.make AKIBAのエヴァンジェリストとして、ユーザー支援に携わりながら、データビジュアライズシステム開発の企業を経営。
  • IoTを一言で表現するなら、皆さんなんて答えますか?

  • う~ん、よく聞くのは“モノのインターネット”だけど、それって直感的に理解できるワードじゃない気がするなぁ……

    マルシオ
  • IoTは“サービスのモノ化”だと、僕たちAKIBAは考えてます。
    PCやスマホを通して複数のWebサービスを使うだけでなく、特定のWebサービスを一台の端末で使う時代になった。生活シーンの変化に伴って、Webサービスがモノにおりてきた。
    それがIoTなんです。

  • IoTの本質はモノじゃなくサービス……?

    マルシオ
  • イタコ※1みたいなもんですよ。
    モノがイタコのおばあちゃん、Webサービスがあの世の霊魂。霊魂がおばあちゃんに降りてくるように、Webサービスがモノ舞い降りて、今までそのモノが発することのなかった新しい言葉を紡ぎ出す。
    イタコのおばあちゃんの言葉が聞きたいんじゃなくて、霊魂の発する言葉を聞きたいわけですよね。
    だから、主役はモノではなくWebサービス。モノありきじゃなく、どんなサービスを提供するかが重要なんです。

    ※1:日本の東北地方に伝わる巫女の一種で、霊の口寄せができると言われている。

Webサービス」を「汎用機」で使う時代

IoT時代になると...

Webサービス」を「汎用機」 に加えて「モノ」で使う時代

「モノは、Webサービスをさらに便利に利用するための手段」

↑この考え方が「IoT

  • だとすると、PCやスマホを使わずにモノにする理由ってなんだろう?

    マルシオ
  • IoTにおいて、モノはWebサービスをさらに便利にするための手段です。この中に自宅にスマートロックを入れてる方いらっしゃいますか? スマホで解錠できたり、誰かとデジタルの鍵を共有できたり、インターネットからコントロールできる鍵です。

  • 確かに、スマートロックはスマホだけじゃ成立しないな。扉にスマホを取り付けるわけにいかないし。

    マルシオ
  • “スマートフォン”と“スマートロック”という2つのデバイスをユーザー体験という視点で比較すると、まったく異なることが分かります。
    さまざまなアプリを通じてさまざまな機能を使うことができるのがスマホ。対して、スマートロックが提供するユーザー体験は、玄関の前でガチャガチャやらなくて済むとか、物理的な鍵を失くす心配がないとか、身内に家に入って欲しいときにも遠隔でやり取りできて便利とか。提供しているユーザー体験がまるで違うんです。

  • スマートロックというモノを扉に付けることで、Webサービスでいういわゆる“認証システム”が現実世界に舞い降りたんだ。イタコ……!

    マルシオ
  • イタコのおばあちゃんがスマートロックの本体です。スマートフォンだけでは不可能だったユーザー体験を、モノとWebサービスを組み合わせることで実現する。それがIoTでやりたいことなんです!

IoTを学ぶパートのまとめ

  • IoT = ”サービスのモノ化”
  • モノありきで考えるのではなく、どんなサービスを提供したいかが重要
  • IoTにおいて、モノはWebサービスをさらに便利にするための手段

4時間にわたるIoT、ブロックチェーンの各講座の様子は、DMM.make AKIBAのオウンドメディア『FACT』でもレポート予定ですので、お楽しみに!
後編では、スマコン×IoTのモノ作りのアイディアを具体的にご紹介します。